発達障害

発達障害

発達障害について知っておきたいこと【ASD,ADHD】⑤【薬物療法編】

大人で受診することの多い発達障害【薬物療法編】 発達障害の治療においては、基本的には環境調整、支援の強化と精神療法が中心になり、薬物療法は補助的になると考えます。 実際、発達障害の中核症状に対して、直接的な効果が認められているのは、日本では...
発達障害

発達障害について知っておきたいこと【ASD,ADHD】④【治療、支援編】

大人で受診することの多い発達障害【治療、支援編】 発達障害の治療・支援の基本は、それぞれ本人の症状、特性の理解と、その人のあった個別の支援・教育プログラム(社会参加プログラム)を作っていくことです。 薬物療法は、ADHDにおける症状改善のた...
精神疾患の遺伝

発達障害や精神疾患は遺伝するのか?

統合失調症の疫学、遺伝要因 統合失調症の疫学 統合失調症の生涯有病率は約1%と言われています。これは一生のうちに約100人に1人が統合失調症に罹患するということです。 また、統合失調症の年間発生率は、人口1万人に対して0.5~5人と言われて...
成人期ADHD

成人期ADHDの治療【心理教育、環境調整編】

成人期ADHDの治療アプローチには様々なものがあります。 精神療法、特に認知行動療法では、機能分析を活用した悪循環の理解、問題解決的技法や思考記録法、認知再構成法、スモールステップの原理などの一般的な認知行動療法の理論や技法を基盤として、順...
発達障害

発達障害とトラウマにつてい【ADHD,PTSD】

発達障害の方で、発達障害の症状だけではなく、複雑性PTSDの症状が絡み合い、生活に支障をきたし受診される方が少なくありません。 発達障害の方で、診断されることなく介入がないままでいる場合、家庭内、学校生活、社会生活において、心的外傷を招きや...
発達障害

発達障害と薬物療法について。効かない?

発達障害と薬物療法の現状 日本において、精神科領域の多剤大量処方は今や社会的な問題となっています。 発達障害に関しては、主に二次的な問題行動への対症療法として薬物療法が用いられることが多いです。 しかし、明確な臨床診断と方針をもって処方が行...